ニューシネマパラダイス

監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
出演 フィリップ・ノワレ , ジャック・ペラン , アニェーゼ・ナーノ
サルヴァトーレ・カシオ , マリオ・レオナルディ , ブリジット・フォッセー
1989年 第62回 アカデミー賞外国語映画賞
イタリア
1989年 第47回 ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞
イタリア
1989年 第42回 カンヌ国際映画祭審査員特別賞
ブリュノ・デュモン
原題 NUOVO CINEMA PARADISO
収録時間 175分

観ました。名作ですな。
なんというか、映画としての完成度があまりにも高いです。時間は凄く長いんですけどねそんな事全然感じませんでした。少年期・青年期・壮年期と違和感なく繋がり、それぞれが活きていて、それぞれを活かしていて…。全体に映画に入れられる色んな要素が詰まった感じ。娯楽として楽しめる笑いの要素もちりばめられ、それだけではなく苦しく切ない要素も散りばめられ。それでも全体がまとまっていて陳腐じゃない演出。全部のエピソードがとても愛らしい。登場した古い映画達を知る人達にとっては本当にノスタルジーに思いを馳せる感じなんだろうなぁ。映画ってこんなに素敵なんだよ!って映画作品をもってして伝える作品に思いました。

少年トトのキャラクターが本当に可愛らしくてあんな笑顔を観たらこっちまで幸せになります。青年期のエレナとの恋も観ていて自分が恋しているような気分になります。壮年期、観る人によってはまだ経験していない時期。僕は壮年期のサルヴァトーレを観て何とも言えない気持ちになりました。どっちの人生が良かったのか。アルフレードはトトの才能を見抜いた。だからこそエレナとの仲をこっそりと裂き、サルヴァトーレは事実映画監督として成功を収める。うーん。難しい。

エレナとの再開も難しい。エレナの「もう会わない方がいい。それがいいエンディングだわ」みたいな言葉に対して、サルヴァトーレ「僕はそうは思わない」と応えましたが、そのままローマに戻る。あまりにも美しく悲しい恋愛として青年期が描かれているだけに、そこにはもう触れずにいったほうが美しい印象が残ったかと思ったんですが、帰郷したサルヴァトーレはエレナの面影を探し、全くもって忘れていない。30年経ってもまだ愛している。観ているこっちも苦しくなるほど未練たらたら。美しい思い出として処理しなかったのは、ローマへ行ったことを「逃げ」だったと感じさせる。その逃げのおかげで成功はあったのだけれど…。うーm、むずかしい。

最後、アルフレードの形見のフィルムを観るところで映画は終わる。このエンディングは映画賛歌としての作品の側面を強調していると思うけれど、アルフレードとトトの友情をひしひしと感じて感動でした。

涙なしでは観られない、感動の名作ですね。音楽も素敵です。近いうちにもう1回観たいな。


2 件のコメント - “ニューシネマパラダイス”

  1. momo のコメント

    この映画、めっちゃ好きです。

  2. kenji のコメント

    ォ。
    オレも好き。いいよねぇ。

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